【SVシングルs7】純正パオループ【最終順位94位/最終レート2029】
皆さんこんにちは、くろるりと申します。
s7ではSV初めての最終2桁を取る事ができたので使用していた構築をまとめていこうと思います。
TN:スカーレット 最終レート2029/最終94位
TN:くろるり 最高レート2008 最終1977(165位)
↓以下常体
【コンセプト】
①受けループ。全員に回復技を持たせ、相手の攻撃を受けつつサイクルを回せるようにする
②相手からは見えにくい受け崩しへのメタをいれて対応範囲を広げる
③圧のあるポケモンや型が多いポケモンを採用することで相手の選出や行動を歪ませる
【構築経緯】
普段から使い慣れている受けループから構築を組み始めた。
シーズン5から使っていたドヒドイデ+ラッキー+残飯眠るディンルーが対応範囲が広く基本選出として強かったため、この並びを中心に組んでいった。
よく見る受けループではディンルーの枠はヘイラッシャの事が多いが、ディンルーだと"吹き飛ばし"を採用する事ができ、受け対策でとられやすい身代わりに対してストレスフリーに立ち回る事ができる。
また、起点回避だけでなくドヒドイデの毒菱やラッキーのステルスロックを絡めて、こちらから仕掛ける事もできるのが強い。
次に今回の構築ではドヒドイデにくろいきりを入れていない事と、ディンルーを妖テラスで使っている関係上、剣舞ハッサムが重くなっていたのでゴツメアーマーガアを採用した。
ハッサムの他には稀にいるドドゲザンに対して選出した。
あまり選出はしていないが構築単位で地面の一貫がきれて見えるので地面テラス地震ブッパの抑制になっていたと思いたい。
ここまでだとキョジオーン絡みのサイクルにほぼ勝てないのでその対策枠を考えていった。
シーズン5ではポイヒガッサを使っていたが、
・宿木でしか負荷がかからない
・サーフゴーでとまる
・キョジオーン対策としてバレやすい
・数値が微妙
上記のようなことから個人的にあまり使い勝手は良くなかった。
キョジオーン対策枠だと悟られないかつ、裏まで負荷のかけられるポケモンを他に探していたところ、隠密マント腕白HBパオジアンが適任だと気付き、シーズン6の終盤から使い始めた。
構築にアーマーガアがいる事で、アマガの蜻蛉返りから鉢巻パオジアンに繋ぐような構築に見えていたかもしれない。
ここまでの5枠だと炎テラスダイスキノガッサと挑発アーマーガアがキツいので補完としてサーフゴーをいれて構築が完成した。
【個体解説】
パオジアン@隠密マント
霊テラス
性格:腕白
特性:わざわいのつるぎ
実数値:187(252)-141(4)-143(236)-×-86(4)-157(12)
技構成:つららおとし ぜったいれいど みがわり じこさいせい
s:最速90族抜き
キョジオーン対策として採用。
HBに振る事でテラスを切らなくとも塩漬けを身代わりが耐える。
受けにきたキョジオーンを起点に身代わりを残して凍らせる。
テラスタイプはボディプレを無効化できる霊にした。
基本的にはドヒド+ラキ+ディンルーで選出するので選出率は控えめ。
ただ、こちらの構築に対してHB鬼火ロトムが選出されたり、初手でくるカイリューは十中八九鋼テラスだったり、明らかに選出画面で睨みを効かせていたと思う。
ドヒドイデ@メンタルハーブ
飛行テラス
性格:わんぱく
特性:さいせいりょく
実数値:157(252)-83-203(100)-×-182(156)-55
HB:珠パオジアンの電気テラバをほぼ耐えられるライン(84.7〜101.2%)
毒毒、毒菱によってサイクルに負荷をかける事と相手側の毒菱回収要員。
ディンルーのふきとばしと相性も良く、後の展開を考えて初手で毒毒から入るか毒菱から入るか考えていた。
また、受け構築へのメタとして身代わりハバカミや身代わりイーユイが初手に来る事が多くアクアブレイクはかなり通った。
毒菱を回収しにくるドクガに対しても打点になるのが偉い。
テラスタイプは相手の地割れ連打で負けるのが嫌だったため飛行。
ラッキー@進化の輝石
悪テラス
性格:図太い
特性:しぜんかいふく
実数値:327(12)-×-62(252)-×-156(244)-70
技構成:ちきゅうなげ たまごうみ めいそう ステルスロック
特殊受け。
たまごうみ以外の技構成は吹き飛ばしと相性の良いステルスロック、サフゴやイーユイの巧みやドクガの炎の舞に対する瞑想、処理速度を上げれる地球投げにした。サフゴに打点がないと居座られるだけでTOD負けする場面が多発したが地球投げが欲しい場面の方が多かったのでこの技構成にした。
アーマーガア@ゴツゴツメット
水テラス
性格:腕白
特性:プレッシャー
実数値:205(252)-107-168(224)-×-106(4)-91(28)
技構成:アイアンヘッド ボディプレス てっぺき はねやすめ
基本的には選出しないがハッサム、ドドゲザンが見えたら選出する。
選出画面での地面の一貫切り。
ディンルー@食べ残し
妖テラス
性格:わんぱく
特性:わざわいのうつわ
実数値:262(252)-×-192(236)-×-100-68(20)
技構成:じわれ ふきとばし まもる ねむる
s:無振りカバルドン抜き
数値の化け物。基本物理全般を見てもらい、吹き飛ばしによって起点回避したり毒菱を押し付けたりする。
渦カイリューにも吹き飛ばしを押せるため強く出れる。
基本選出でビルドコノヨザルも対策したいため1ウェポンには地割れを採用。吹き飛ばしで有利対面が出来たら地割れの試行回数が増えて嬉しい。テラスタイプは格闘を半減できる事とドラテを無力化できるフェアリー。
ドヒドとディンルーの相性補完も良くて偉い要素満点。
ディンルーを選出する試合は大抵このポケモンにテラスを切った。
サーフゴー@こだわりメガネ
鋼テラス
性格:臆病
特性:おうごんのからだ
実数値:163(4)-×-115-185(252)-111-149(252)
技構成:ゴールドラッシュ シャドーボール じこさいせい トリック
主にキノガッサ、アーマーガアを意識して採用。
個体はシーズン1.2で使用していた最速眼鏡型を使っていたが、ガッサ入りへの勝率は低かったのでもう少し型を工夫した方が良いと思った。
最速眼鏡サフゴの良いところは、型次第ではラッキーで見る事が不可能な悪巧みサフゴに対して上から倒せるのは偉かった。
【選出について】
基本的にはドヒド+ラキ+ディンルーで見れそうか判断して、難しそうな相手がいる場合は他のポケモンを絡めて選出していく。
パオジアンがいるだけで相手の選出にパオジアン対策を強要させている(と思う)ので、見た目の強いポケモンは強いんだなと再認識した。
【あとがたり】
ここまでお読みいただきありがとうございました。
シーズン6の終盤からこの構築を使いはじめて、ほぼそのままの構築で今回最終2桁を取れたのはとても嬉しいです。
レギュレーションDも楽しみながら頑張ろうと思います!
Twitter:kuroruri_poke